
『うちのお店は食材管理、衛生管理もばっちりだから食中毒は大丈夫だろう』
そう思ってはいませんか?もちろん食中毒は起こらないに越したことはありませんが、もし起こってしまった場合にしっかり対応できるようにしておきましょう!
目次
■食中毒の約60%は飲食店で起こっています!
・お客様からの問い合わせ【例】
- 4日前に食事をしたお客様からおう吐や下痢などの症状があると連絡がありました。お店で提供した料理が原因でしょうか。
『4日も経ってるし、うちで提供した料理が原因なのかな。。。?』
⇒店舗での食中毒の可能性があります!すぐに症状にでるものもありますが、潜伏期間が長いものもあります。
・主な食中毒の潜伏期間は12時間~7日!
潜伏期間は長くて7日のものもあり、食べてから1週間後に食中毒の症状がでてもおかしいことではないのです。
〇発生件数の多い食中毒の平均潜伏期間
- ノロウイルス:1~2日
- サルモネラ菌:8時間~3日
- カンピロバクター:2~7日
- 腸管出血性大腸菌(o₋157,o₋26など):3~7日
■問い合わせがあった場合の対応方法
急な問い合わせが入ると対応に戸惑ってしまうので、しっかりと対応方法を決めておきましょう!
・お店で提供したメニューを聞く
食中毒の原因となった食品を断定するが重要です。可能な限り詳しく聞き取りをしましょう。
・他に疑わしい食事歴がないかどうか確認
お店での食事以外で食中毒を起こした可能性もあります。生食や消費期限切れのものを食べていないかを聞き取り、体調回復のために通院を促しましょう。
・メニュー、衛生管理に問題がないか振り返ろう
今一度食事のメニューや衛生管理に問題がないか振り返りましょう。
- 体調不良の人が作業に当たっていないか
- 生ものを調理した調理器具に使いまわしはないか
- 仕入れた食材は安全なものであったか
■まとめ
食中毒はどのお店でも起こる可能性があります。食中毒がお店で起こるとお店の信頼が落ちてしまうのはもちろん、今後の売上に影響が出たり最悪の場合廃業になってしまうこともあります。
・衛生管理を見直そう
食中毒を起こさないために日々の衛生管理を見直しましょう。お客様が安心して通いたくなるお店を目指しましょう!